広島新球場:再コンペ
- 公開日: 2006/04/26(水) 07:03[JST]
設計だけの再コンペですか。竹中案にはいくつか問題があったので、再コンペにしてもいいとは思うけど(でも竹中案に修正を迫った方が現実的ではあるとは思う)正直ちと不安。懸念されるのは、
スーパーゼネコンの関与抜きでコンセプト設計を行うため、予算内では到底実現出来ない、または致命的な欠陥がある(騒音、芝の養生など)案ばかりになってしまい、設計案全てがはねられてしまう可能性。(選考委員には芝の専門家、騒音の専門家、構造力学の専門家がいるので・・)
実施設計の結果、予算を大幅にオーバーしてしまうことが明確になってしまい、数億の設計費を使い果たしたところで計画がまたしても白紙に戻ってしまう可能性。(宮本市議は、ゼネコンが赤字覚悟で応札する可能性、市が予算を増額する可能性、民間からの寄付が増える可能性を示唆していますが・・・)
の2つ。
施工業者の入札は実施設計前(スーパーゼネコンの指名停止が明ける9月15日以降)に行って、実施設計はゼネコンと協議しながら進めた方がいいとは思うんだけど。それから、主テナントであるカープを選考委員に加えて、条件をより具体的なものにした方がよいかと(バックネット裏一階席3000席以上、二階席の奥行き25メートル以内、とか。ちゃんとmustとshouldとmayを明確にして)。前回コンペの応募要項は、かなり抽象的なもので、ゼネコンのサポートがあって初めて設計が出来るレベル。このレベルの要項で再コンペを行うのであれば、実現性の低い案ばかりが提案される可能性は高い。
この件に付いて記事を書いている宮本健司広島市議のブログとだらだら広島生活さんにトラックバック。
あと、中国新聞の地域ニュースの方では球団が外野席8000〜10000を希望していた、ってことになってるけど、これ本当? この条件をクリアするためには両翼に奥行き30メートルのスタンドを造らないと実現できないはずだけど(でもって、屋根かけ用の土地の確保と騒音問題を考慮すると、両翼のどっちかにはそんなに大きな席はたぶん作れない。屋根かけを完全に断念すれば可能だけど)。
(投稿者URL: http://dara2hiroshima.seesaa.net/)
TBありがとうございます。
やはり選考委員に球団関係者を加えないと、また揉めそうですよね。
あと、オーナーも再コンペして貰うのだから、新球場に観客を集める努力をして欲しいのもですね。
物珍しさで客が来るのは最初の2年ぐらいですから。
もともと、あの周辺には何もないですし・・・。